はじめに
10年以上に渡り喫煙習慣があった私が、2018年1月12日に禁煙を開始してから約5年間(2023年2月現在)に渡り禁煙を継続できています。意志の弱い私が禁煙に成功できた方法をご紹介します。
これから禁煙したいと考えていらっしゃる方の参考や手助けになれば幸いです。
喫煙状況
ハタチから吸い始めたタバコは2018年に禁煙を始めるまで、恐らく吸わない日は無かったと思うくらい依存をしていました。風邪をひいても、インフルエンザになっても、結婚しても、子供が生まれても、とにかく吸っていました。
おおよそ1日に一箱弱(20本弱)を吸っていたと記憶しています。
当時の喫煙習慣
・朝起きて一服
・朝食後の一服
・出社後の一服
・午前中、仕事の合間に一服
・昼食後の一服
・午後、仕事の合間に一服(複数回)
・退社前の一服
・夕食後の一服
・飲み会でひたすら一服
・"何か"の区切りに一服
禁煙のきっかけ
禁煙を開始するその日までに、やめるタイミングは沢山あったにも関わらず、意志が弱く禁煙は2日と持ちませんでした。
しかし、あるとき体調を崩したことをきっかけに、真剣に自分の体と向きあいタバコはやめよう決心しました。
ただ、これまで幾度となく禁煙するも失敗に終わってきた意志の弱さをカバーする”何か”が必要だろうと真剣に考えました。そこで、とにかく無意識にタバコに依存する体をコントロールするために、徹底的に自分自身を分析して頭で自分の体をコントロールすることを考えました。
自己流で編み出した禁煙方法をご紹介します。
禁煙準備作業
- 禁煙により達成する目標を明確にする
- 禁煙により達成すべき目標を明確しました。私の場合は「禁煙で浮いたお金で欲しいモノを購入する」を目標としました。また、その目標を達成するための具体的な行動を明確にしました。
- 自分タバコ習慣を把握する
- 自分のタバコ習慣を客観的に把握するようにしました。平日仕事をしている時、休日自宅等で過ごしている時、いつどのようなタイミングでタバコが吸いたくなるのか、自分の行動を分析しました。
- タバコが吸いたくなったときの対策を立てる
- 自分のタバコ習慣を把握した上で、タバコが吸いたくなったときの対策を立てました。つまりタバコが吸いたくなったときに、代わりにする行動を考えました。ネットで検索すると、タバコが吸いたくなった時の対応について色々と出てきますので自分に合いそうな行動をピックアップしました。
- タバコを吸うことのデメリットや嫌な思いをしたことを書き出す
- 自分がタバコを吸う事のデメリットを想像し、また嫌な思いをしたことを書き出しました。タバコを吸った後に感じる後悔なども、いざタバコが吸いたくなったときには忘れてしまっていますので。
- これまでの禁煙準備を紙にまとめて常に読み返せるようにする
- 自分はここまで準備したことを一枚の紙にまとめて「禁煙シート」として手帳に挟み常に持ち歩くことで、読み返せるようにしました。
禁煙の実行と経過の記録
事前準備の「2.自分のタバコ習慣を把握する」によって、自分がいつ吸いたくなるかを理解していますので、そのタイミングで「3.タバコが吸いたくなったときの対策を立てる」の対策を実行します。これが、禁煙の行動となります。そして、常に持ち歩いている「禁煙シート」を見て頭で自分の欲求をコントロールし、禁煙により目標を達成した自分の姿を想像し続けます。
「禁煙シート」にはネットで調べた禁煙による経過時間による体の変化をあらかじめ記載しました。最初の一週間は日単位、続いて週単位、さらに月単位、年単位のマイルストンを置いて、自分の体の状況をチェック・記録します。このように記録を残すことや、少し先の目標を明確に示すことで、禁煙を継続する工夫をしました。
「禁煙シート」には実績を記入し、どうしても吸いたくなったとにき振り返ることで”これまで禁煙を続けてきた自分”を裏切ってはいけないという気持ちになり、禁煙を継続するモチベーションになりました。
このような行動を実行することで、現在まで禁煙を継続することができています。
禁煙のメリット
禁煙をすることで得たメリットをご紹介します。
- お金が減らない
- お金の減り方が正直全く違います。私が吸っていたときは一箱400円程度だったと思うのですが、とにかくお金の減らないので小銭を貯めることができて、当初立てた目標通りに欲しかったモノを購入することができました。
- 食事がとにかくおいしくて楽しみ
- 食欲旺盛になります。喫煙をしていたときは常にタバコの匂いが鼻にありましたがそれが無くなり、さらに食事がおいしく感じるようになりました。周りからも「よく食べるようになった」と言われます。とにかく食事が楽しみになりました。(ただ、体重が増加したのは言うまでもありません)
- 余計なことを考える必要がない
- 喫煙していたときは外食するときも”喫煙可”の飲食店を探したり、出かけた先で喫煙場所を探したり、さらに仕事のスケジュールなどから逆算してタバコを吸いに行く時間を考えたり。と考える事や気にする事が多かったのですが、そういった余計な心配事は一切不要になります。
- ”タバコ臭い”からの解放
- 喫煙していたときはタバコの臭いはあまり気になっていませんでしたが、いざタバコから離れると他人のタバコの臭いはかなり気になります。吸っていたときは周りの人からこんなに”臭い”と思われていたと思うと、”タバコ臭い”からの解放は禁煙することで得たメリットだと思っています。
- 自信がつく
- 禁煙を続ける事ができている自分自身に少し自信を持つ事ができます。
終わりに
禁煙をしていると寝ているときにタバコを吸う夢を見ます。そして、タバコを吸ってしまった罪悪感で目を覚ますことがありました。タバコの中毒性は凄いと思います。
禁煙を始めて5年を経過していますが、実はつい最近もタバコを吸う夢を見ました。今や他人のタバコの臭いすら嫌になっているのにも関わらず、まだ夢に見るとは正直自分自身驚いています。実はこの体験がこの記事を書くきっかけになりました。
こちらで紹介した禁煙方法は、あくまでの自己流であり禁煙に対する科学的根拠などは一切ありません。ただ、意志の弱い私が禁煙を続けられている方法ですので、これから禁煙を考えられている方の参考になるかもしれません。もし私が作成した「禁煙シート」のサンプルをご希望の方いらっしゃればお問い合わせください、ご活用頂き禁煙のお役に立てれば幸いです。